例えば…子供が試合でぜんぜん打てなかったとしましょう。頭ごなしに怒ってませんか?試合後に怒鳴り散らしている「昭和かよっ」という親御さんも見かけます。
しかし…怒鳴って上手くなるのでしょうか?
確かに…怒られて怒られて精神的に強くなったということもあるかもしれません。ただ今は昭和の時代と違い子供達の精神的な構造が違うのです。
過度の圧力は良い結果が生まれにくい。
体罰 成人後もトラウマに 。
空振りやエラーのたびにビンタされ、フライを捕れないと「消えろ」「死ね」#プロ野球 #高校野球https://t.co/VIJwwsoAX8
— あとひれ⚾️野球ブロガー (@atohire) 2019年7月2日
そこでtwitter投票機能でこんなアンケートを取ってみました。
将来、大成する選手の家族の対応とは?アンケート結果!
子供が試合で打てませんでした。
将来、大成する選手の家族は子供にどんな対応していると思いますか?#高校野球
— あとひれ⚾️野球ブロガー (@atohire) 2019年6月26日
なるほど!面白いですね〜。「怒る!」9%。「優しくする!」1%。
精神的な支えも大事ですが、それよりも何故打たなかったか考えさせる、どうしたら打てるか?など建設的な思考を養うことが。将来大成するという意見が多かったです。
さて…将来、プロ野球選手になるような子供の親御さんはどんな接し方をしているのでしょうか?
大谷翔平選手の少年時代。ご両親の肯定教育
生きるレジェンド・大谷翔平選手。ここに素晴らしい事例があります。結論から言いますとポイントは肯定教育と叱らないです。
さて大谷翔平選手の少年時代はどんな感じで育ったのでしょうか?
「大谷選手が生まれる1年前に、大谷家は父・徹さんの地元・岩手県にもどりました。いまでもそうですが、大谷家にはテレビが1階のリビングに1台だけ。夕食は父の帰りを待って5人家族全員が食卓を囲むのが当たり前でした。お父さんもお母さんも大谷選手を厳しく叱ったことは『ほとんどなかった』と口をそろえるような、アットホームな家庭で育ったんです」
大谷翔平選手の少年時代、厳しく叱ったことはほとんどないそうです。将来、子供の大成に親の厳しい接し方はあまり関係ないかもしれませんね…。
それより大事なことは…肯定教育!
「大谷選手は、『自分はできるんだ、能力が備わっているんだ』と思い込むことのできる『有能感』が桁外れです。周囲の意見に左右されることなく、夢の追求を貫いてきたのではないかと思います」
「両親の教育で育まれた『根拠のない自信』が二刀流の原点でしょう。彼は幼少期に大脳辺縁系という感情をつかさどる部分がしっかり形成されたのかもしれない。逆境に強く、ポジティブに捉えられる発想は、幼少期に両親から肯定されて育てられた場合に発達することがあるんです」
参照記事:大谷翔平「有能感」を育てた両親の叱らない“肯定教育”
そういう意味では大谷家ではアメリカ式の教育に近いですよね。
昭和の方々の言うことは「怒られて育った方が逆境に強くなる」だからこそ厳しくする。ということを聞きました。
そもそも「逆境に強くなるため」それが目的なら、現代では肯定教育の方が合っていそうです。怒りすぎなど過度な圧力はイップスを招くリスクがあります。
まとめ

いかがでしたか?
「なぜ打たれた?」「なぜ打てない?」「なぜエラーした?」頭ごなしに叱ってませんか?それより大事なことは…
叱るのではなく「次おさえるためには?」「次打つためには?」「次、守るためには?」冷静に議論すること。
大谷翔平選手の少年時代はお父さんとお風呂でよく野球について議論したそうです。家族との楽しい野球議論はゴールデンタイム。
しかし…お父さんとの野球議論も否定ばかりでは意見が言えなくなります。まずは子供の意見を受け止めること。建設的な思考を養うことは、プロ野球選手にとって必要なスキルです。
さて!将来大成する選手を育てるには?結論2点をまとめしょう!
- 叱らない、肯定教育。
- 次どうしたら打てるか?など建設的な思考を養うこと。