令和の怪物の甲子園出場はあるのか!?今秋ドラフト1位確実候補、大船渡(岩手)の163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)が連日話題となっている。
先日の記者会見では…
こういうスケールの大きいコメントを拝見し、佐々木投手のことを現代版の茂野吾郎(アニメ・メジャー)だと思っている。話している内容も似ている。
さて…表題にもあるが、令和になって初の甲子園で佐々木投手を拝める日は来るのでしょうか?
結論から言います。大船渡が甲子園に出る確率は30%くらいかと…。
30%は低いと思いますか?高いと思いますか?
佐々木投手のファンからは苦情が来そうですね…w。しかしぼく的にはこれでも結構高く見積もってます。30%の根拠ですが…大船渡が甲子園に行く為には大きな壁が3つあります。
立ちはだかる4校の強豪私立の壁
2019/03/25 盛岡大附
選手・関係者の方は、ご連絡くだされば@無しと載せていない分の写真送らせていただきます🙆🏻♀️#高校野球 #センバツ #甲子園 #盛岡大附 #盛岡大付 #盛岡大附属 pic.twitter.com/kfZqA02Eww
— Pit (@angel_it7) 2019年3月25日
4/29 花巻東 pic.twitter.com/WoCBbzn8rx
— はと (@rrr_8689) 2019年4月29日
岩手県には4天王と呼ばれる強豪私立がおります。
盛岡大附属、花巻東、専大北上、一関学院など実績豊富な私立勢が夏県予選ベスト4をほぼ占領している状況。
盛岡大附属は圧倒的な打力が持ち味。160kmを投げた当時の大谷翔平投手を攻略したのも盛岡大附属だ。なんでも170kmのバッティングマシンで練習しているという。昨秋は佐々木投手から7点をもぎ取り見事に攻略している。
花巻東は毎年ノーヒットでも1点を取れる機動力を持つチーム。大舞台で勝つ野球を知っている。昨秋東北大会では福島1位の聖光学院や宮城1位の仙台育英などを撃破しており今年も優勝候補だろう。
専修大学北上は昨秋に岩手県3位決定戦で大船渡と対戦。佐々木投手も途中から投げたが打ち込まれ敗北したチーム。
一関学院も昨秋、花巻東と延長戦までもつれ残念ながら敗れたが実力は十分。
そんな強豪勢4校と戦わなければならない。そのほかにも千厩や黒沢尻北も強いと言われており、佐々木投手はいったい何枚の壁を破らなければならないのか?
佐々木投手は国宝級すぎて連投できない(させられない)。
「令和」がスタート。日刊スポーツ首都圏版1面は高校野球歴代最速163キロを誇る大船渡・佐々木朗希投手。平成最終日の4月30日は、角館との練習試合に出場。明日2日今年初の公式戦に出場予定。三陸海岸に生まれ、日米のプロから最大級の注目を浴びる右腕は東北悲願の「白河の関越え」にも挑む pic.twitter.com/XLusfZtvPh
— ふくださん (@fukudasun) 2019年4月30日
2018年甲子園に準優勝した金足農業・吉田投手のように予選から甲子園決勝までほぼ1人で投げきるというスタイルを佐々木投手に課すだろうか?
答えはNOだろう。
大谷翔平投手を超える逸材と言われ、野球界の歴史を見てもこれだけの高校生はいない。
万一故障させた際のリスクを考えると、日本中から、いやメジャー関係まで相当なバッシングを受けるだろう。
そんなことを考えると大船渡・国保監督は怖くて連投させないはず。
花巻東の大谷翔平投手の際もセンバツ甲子園のかかる大事な試合でも投げさせなかったほど大事に育ててきたが、そんな感じでいくのでしょう。
佐々木投手は国宝級すぎて連投はない。
いかに怪我をさせずに卒業させるか?そんなことを考えているのは当然でしょう。
以上の理由から、佐々木投手は連投はできない、いやさせられないのだ。
チームに結果が出ていない。
【高校野球】大船渡高校、今んとこ練習試合全敗しかも大敗率が8割超え https://t.co/u5IvnxtPoD pic.twitter.com/yCN9ieUqRy
— そんなことより野球みようぜ! (@yakyuumiyouze3) 2019年4月30日
最近では仙台育英や角館と練習試合をするもいずれも大敗している。もちろん選手を試す時期でしょうから一概に戦力を測ることはできない。
しかし、佐々木投手以外の2番手、3番手の投手が育っていないとなると今年の夏も厳しい戦いが予想される。
2018年は初戦で好投手・西館投手要する盛岡三と対戦し佐々木投手が完投、勢いに乗ると思われたが、次戦で佐々木投手の連投を避けた大船渡は他の部活から選手を借りてきたという西和賀にあっさり敗北している。
佐々木投手の連投はありえないのだから、投げない試合にどう勝っていくかがポイント。
そのために練習試合でいろんな選手を起用し経験させ育てている最中なのでしょう。
とはいえ…大敗した話ばかり聞くと不安になってくる。
いずれ春季大会の結果を見守ろうと思う。
さいごに
大船渡監督「人生につながるよう」佐々木を導く決意(日刊スポーツ) #高校野球 – Yahoo!ニュース https://t.co/cTX5PqxRBb @YahooNewsTopics
— あとひれ⚾️野球ブロガー (@atohire) 2019年5月1日
否定的なコメントの連続で申し訳なかったが、実は僕も大船渡に甲子園に出場して欲しいと願っている1人だ。
甲子園で160kmをバンバン見られる。そんな漫画のような試合が現実にあると思うとワクワクしてくる。ぜひ佐々木投手を甲子園で見たい!
国保監督も岩手では有名な監督さんである。国保監督が花巻農業時代、2015年甲子園でベスト16に入った花巻東に惜敗するなど、あと一歩まで追い詰めた。
あの試合はいまでも印象に残っている。監督さんの手腕には大いに期待したい。
漫画のように、スター選手率いる公立校が強豪校を次々撃破し甲子園に出場する!
日本一ではなくてもいい。甲子園で佐々木投手を見たい!いまはそれだけである。