高野連などは次の100年に向けた「200年構想」を立ち上げました。
しかし!ちょっと待ってください!このペースだと100年どころか15年で高校野球が無くなるペースですよ…。なに呑気なこと言っているのでしょうか?
2018年、高校野球人口(約15万人)は全国で8,000人減少したという。1年に1万人近い野球人口が減少したと過程して15年後には0になる計算です。
末期はすぐそこまできているのです。もっと危機感をもたないと…。
これは…野球を愛する僕に取って、とてつもなく怖い数字でした。ここ最近「野球離れ」というキーワードが頻度が増えてますよね。本当に悲しいことです。
いやいや、なんとかしましょう!野球は本当素晴らしいスポーツですもの。
Contents
高校野球200年構想にプラスアルファして欲しい事とは!?
「野球人口減少」キーワードが出るたびに凹む。野球を敬遠する一番の理由をズバっと言いましょうか。
☑︎金かかりすぎ
☑︎親の負担が半端ない入り口である少年野球の仕組みを変えること。僕みたいに野球バカばかりではない。親のプライベートを認めること。そこからだ!#高校野球 #プロ野球
— あとひれ@高校野球 (@atohire) 2018年6月29日
少年野球の現場にいて思うことがあります。それは「親の負担が多い」「お金がかかる」ことです。
たしかに、高野連の推進する「高校野球200年構想」は素晴らしい案です。あらゆる分野でアプローチしていく案はぜひ進めて欲しいですね。
もっともっと川に例えて…問題の上流に行って見ましょう。
子供に野球をさせるのは誰ですか?親ですよね。子供がどれだけ野球をしたいと言っても、親がNoと行ったらできないのです。
本当の「野球離れ」の理由とは!?Twitter投票機能で聞いてみた
悲しすぎる「野球離れ」
本当の理由は何だと思いますか?#高校野球 #プロ野球 #少年野球
— あとひれ@高校野球 (@atohire) 2018年7月4日
結果は…第1位は約半分を占めました「野球より魅力のあるスポーツがある」ということです。この部分については、200年構想プランの対応策に入っているので良いですよね。そのまま進めていただきたいです。
第2位は親の負担ということです。「親の負担を軽減すること」この問題解決なしに野球離れの解決は有り得ません。現場にいるからわかるのです。
親御さんは、ぼくのような野球バカばかりではないのです。親のプライベートを認めてあげること。そこにはこんな選択肢が必要だと考えます。
- 月謝は割高だが親の負担が少ない野球チーム(親のプライベート重視)
- 月謝は割安だが親の負担多い野球チーム(野球の協力OKの親)
野球離れ対策の近道とは…親と少年野球チームの改革からです。なぜならば、すべての入り口はここからですから。
ぜひ200年構想案に入れていただきたい案件です。
高校野球200年構想
高野連の進める「高校野球200年構想」内容はこちらです!しかし凄い数ですな…。
普及
子ども向けティーボール教室の開催
200年構想のプレーボールイベント開催
ティーボール用具を都道府県連盟に配布
ちびっ子ベースボールフェスティバルの開催
幼稚園、小学校の教諭向けに講習会を開催
振興
小中学校との連携事業
基礎知識を伝える野球冊子の作製、配布
小中学生のための野球教室の開催
高校生と小中学生の交流イベントの開催
けが予防
けが予防講習会の開催
高校生対象の肩ひじ検診の実施
小中高生対象の継続的な肩ひじ検診の実施
けがの予防やセルフチェックのための手引書、DVDを製作
野球手帳の製作
育成
栄養講座の開催や公認スポーツ栄養士の派遣
審判委員の育成
指導者の育成
栄養指導のモデル作り
体作りを支援するコンディショニングノートを作製、配布
選手の育成
基盤作り
都道府県単位の協議会設立
情報共有のためのシステム作り
関東、近畿などのブロック単位の協議会、連絡会の開催
市町村単位で作る協議会のモデル事業
プロ野球中継を無料解放することも野球離れ解決への近道
野球離れを本気で考えるなら、高野連だけではなくNPBとも連携して対応すべきです。
そしてプロ野球中継を無料で解放することです。テレビではなくネットで良いですよ。甲子園は既に無料でネット解放していますからね。
様々なことに膨大な予算を使うのであれば、プロ野球中継を無料で解放しましょう!そして子供が気軽にプロ野球を見れる環境を作ってあげたいのです。
まとめ

10年後、20年後、50年後(生きていないか…)、ずっと高校野球そして甲子園が有り続けて欲しい。と願うばかりです。今回の記事をまとめますと
- 少年野球から親の負担を減らすためのアクションを!
- プロ野球中継を無料でネット解放すること!
この2点を高校野球200年構想にプラスアルファして欲しいのです。今まさに現場にいるからこそわかることなのです。
とはいえ…あまりブログやTwitterで野球離れのキーワードを自ら発するのも悪影響ですのでこの記事が最後です。
そして野球の素晴らしさを発信し続ける。これがぼくにできる野球離れ対策です。