
日本の野球練習では素振りをする。しかしアメリカでは素振りをしない。その理由を聞くと「なぜ空振りの練習をしているんだ?」この発想は面白かった。野球に限らずこんなこと多いんじゃないかな。
— あとひれ (@atohire) 2017年9月26日
この発想は面白い。日本野球では「家では素振りをするように!」と教えられる。おそらく日本の野球人口の100%が素振りをしてきたはずだ。しかしアメリカでは「なせ空振りの練習をするんだ?」。アメリカでは実際にボールを打つ練習を積極的に取り入れる。実戦向きなのでしょうか。
その素振りをしないアメリカ・メジャーでの結果はどうだろうか?
ダルビッシュや田中将大が言っていたが、日本野球ではリスクの少なかった外角低めに投げてもメジャーではホームランにされる。圧倒的なミート力にパワー。
この発想・文化の違いで結果が伴っている。野球に限らずいろんな分野で同じことが言えるのじゃないかな。
古い伝統と固定概念
日本の古くから伝わる伝統と、それをベースにした固定概念。祖父から父、父からわたしへと伝えられる世間体重視の文化。
日本の良き伝統をすべて変えろとは言わない。野球に限らず視点を変えれば、素晴らしいことにつながる何かがあるのではないか?
視点や方法を変えれば、新しい境地が開ける。
ピアノではどうだろう? https://t.co/6QA5bJcxfo
— Ikko Isimoto (@musikko) 2017年9月27日
野球に限らずあらゆる分野で固定概念をぶっ壊していい。文化が違う国から見れば、「なんやそれ!」ということがかなりあるのだ。
■野球で変えること5つ
- キャッチボール時に声を出さない(1球1球とにかく集中・by桑田理論)
- 練習は短時間。
- 打撃や投げ方など型にハメない(独自フォーム歓迎!)
- アッパースイングOK!(結果が出るなら)。
- 全体練習半分・個性伸ばす練習半分。
■仕事や人生で変えること5つ
- 「給料重視」より「やりたい事重視」
- 「嫌な仕事を我慢すること」やめる。
- 褒められたいとおもう気持ちの排除。承認欲求の排除。
- 「実はすでに幸せが溢れていること」を感じる。
- 世間体を気にする人は幸福度は少ない。世間体を気にする=自分だけ良く思われたい。
「素振りをしない」から学んだこと

おそらくガラリと変えていいことは身の回りに溢れている。何かを変えるということは人生を変えること。例えいま変えたことが分度器でいうたった15度だとしてもその先は限りなく大きい。固定概念にとらわれず変人となろう。
瞬きひとつの人生(by中島みゆき)。世間の当たり前を変えて、落合博満のように反感を買いながらもオレ流を貫いてもいいのではないか?野球練習ひとつにしても日々のルーチンをぶっ壊す。
最近感じるのは、この練習をしていてプロ野球選手に何人輩出しました?甲子園に何人出場しました?みんなと同じ練習をしていたのでは、どこにでもいる凡人の選手しか生まれない。結局才能あるか?ないか?だけの世界になってしまう。
たまに「プロ野球1流選手を育てた恩師が・・・」みたいな番組をテレビで見るが、その監督からプロを輩出したのはその1人のみ。それでは才能ある選手がたまたま入ってきただけかもしれない。あとの何百人の教え子はどうしている?
ミート力がある子、パワーがある子、足が早い子、守備がうまい子、肩が強い子、バントがめちゃくちゃうまい子、豪速球を投げる子、キレキレの変化球を投げる子、チャンスに力を発揮する子、
野球ひとつとってもいろいろなカテゴリがある。そのひとつを徹底的に磨いてもおもしろい。巨人の元監督、原辰則が名言を残す。
「平均点の選手はいらない。何かに長けている選手を使う」
この言葉は素晴らしい。凡人に勇気を与える。人生も一緒だ。オールラウンドプレイヤーでなくともよい。
「素振りをしない」から学んだ事・・・あなたの当たり前、それ正しいですか?世間体を気にせず人生を進む。あとは家族の理解、とくに奥様の理解を得られるかどうかですね。←ここかなり重要。