
第4回を迎えるWBC2017(ワールドベースボールクラシック)開幕まであと少しである。この4年に1度の野球世界大会には個人的にも熱いものがある。第1回の王監督の世界一と第2回のイチローが決めた世界一、第3回の悔しかった準決勝敗退、涙と最高の感動があった。しかしここへきて萎える話題が目白押しである。
日本を代表するピッチャーが続々辞退
ダルビッシュ、WBC不参加を正式表明「(手術後)リスクが大きすぎる」 #mlbjp #wbc https://t.co/2OnKgOO2II
— スポーツナビ 野球編集部 (@sn_baseball_jp) 2017年1月21日
前田、カーショーはWBC不参加確定!ドジャース社長が明言 clipee WBCへの参加が期待されていた前田健太(ドジャース)が正式に辞退することがわかった。 ドジャースのフリーマン社長がは… https://t.co/hr0nW0D2vC
— ロサンゼルス・ドジャース (@rosanzerusudoja) 2017年1月13日
既に報道で出ていますが、今回自分なりに色々な状況を踏まえて、WBCは参加しない決断をさせていただきました。
小久保監督からも直接オファーをしていただき、大変光栄でした。シーズンに向けてしっかりと準備して、チームに貢献できるように頑張ります。
— 田中将大/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) 2017年1月23日
ダルビッシュやマエケンそしてマー君までも辞退とは・・・。各自それなりに理由はあるだろうけど。野球ファンとしてはドリームチームでいって欲しかったですよね。
やはりサッカーワールドカップには成りえないだろうか。比べることもおこがましいのだろうが、サッカーワールドカップに選手が出場する場合、クラブチームに断る権限はほぼ無いのだと思う。一方野球、とくにメジャーのチームは平然と不参加を決めてしまう。
理由としてはやはり「WBCなんかよりシーズンが一番大事ということ」。長いシーズンを戦い抜くにはとくにピッチャーは体力的、精神的にもリスクを伴う。通常であればシーズン終了後、オフだとしても数ヶ月も早く始動・調整をしなければならない。そんなことを考えるとそもそも3月に野球の世界大会開催自体が無理があったということなのだろうか。
野球は歴史である
例えばマー君である。
駒大苫小牧で全国制覇し、楽天で24勝0敗・日本一を達成。そんな最強ピッチャーが日の丸を背負って世界一をめざす。マー君の投げてる姿に、過去を含んだストーリーが思い浮かぶのだ。
そんな歴史ある選手1人1人が世界一を目指す姿にファンはワクワクするのだが・・・。
しかも、次回開催は危うい???
案の定「大物」辞退者続出で、WBCはやっぱり今回で終わり? https://t.co/2Zgxd1p5W5 pic.twitter.com/f48C2ipb9E
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2017年1月23日
次回開催は危ういという話まで出ている。この話題もテンションが下がりますね。
しかし最強と言われるアメリカは一度も世界一にならずに悔しくないのかね。敗退する理由を「メジャーの一流選手がほぼいなかったかから」とかしないでほしい。
本来アメリカはドリームチームを結成し、圧倒的な力でねじ伏せるラスボス的な立場にならなければならないのだ。アメリカがWBCに対してどれだけ優先順位を上げられるかが今後のWBCを2倍いや10倍は面白くする一つの要因だと思う。
桜木と流川のいない湘北高校を見たいですか?

最後になりますが、これだけの日本の大エース達が不参加なのはやっぱりショックですね。小久保監督も相当なプレッシャーを感じているはず、本当可哀想である。
スラムダンクで例えたら
「桜木と流川は不出場」
みたいなことですからね・・・。そんな湘北高校の試合見てもファンはテンション下がりますって。
しかしまぁ新たなヒーロー誕生!など熱くなるものが出ることに期待します!