AQOL

「あとひれ・クオリティオブライフ!」他人の時間ではなく自分の時間を生きる。目指すぜ!QOL100%。

派遣社員3つのリアルな話。「裏で正社員を勝手に断っていた」「労災にしてくれない」

f:id:atohire:20170704204812j:image

 派遣業界に長く携わっているといろいろな話を聞かされる。そのだいたいがネガテイブな話題だ。「こんな業界早く無くなりゃいいのに」と願う気持ちだがこんな業界でも社会のニーズはあるらしい。そんな派遣業界、本日は派遣社員たちのネガティヴなそしてリアルな現状を聞いていただきたい。

 

労災にしてくれない。

f:id:atohire:20170704204034j:image

ある派遣スタッフの話。

業務中、不注意で機械に手を挟み怪我をした。機械の完全停止を確認せずに手を入れてしまった。病院へ急行し全治2週間の怪我、しかも休業災害だ。

 

しかし労災にしてくれなかった。

理由は

 

「作業標準無視」

「簡単に労災にできない」

「派遣先が認めてくれなかった」

 

などのことらしい。業務中の怪我で病院に行った時点で労災確定なはず。治療費も保険証を使用した。

 

仕事はできなかったが、出勤はさせられ掃除などをこなした。休業災害ではなくすることが理由だとおもう。納得がいかなかった。

 

派遣先、派遣元にも頭にきたが、なんだかそれだけじゃない。労働基準監督署の締め付けが厳しすぎると企業は隠蔽していく傾向がある。この隠蔽体質の世の中に幻滅した。そういうしわ寄せが派遣に来る場合も多い。

 

新卒社員、注意したらクビ。

f:id:atohire:20170704204322j:image

あるベテラン派遣スタッフの話。

この派遣先での勤務は長い。派遣という立場であるが工程のリーダーを任されるまでになった。将来のことを考えると不安はあるが「頼られている」ということにやりがいを感じていた。

 

そんなとき、春に配属された新卒社員にあることで指導した。

・みんなに挨拶をしない為、挨拶をするよう注意した。

・通路を歩きスマホ辞めるよう指導した。

・作業着の乱れを指導した。

 

などだ。

派遣の立場ではあったが現場では工程リーダーを任されていたし同じ働くスタッフだと思い注意したつもりだった。しかし・・・。

 

後日派遣元から面談の話が・・・。

 

「派遣先から次回の更新はできない」

と言われた。

 

ようは期間満了で次の現場に異動して欲しいとのこと。派遣元は更新が無い理由を明確に教えてくれなかった。しかし思い当たる理由はアレしかない。おそらく新卒社員がクレームが何か言ったのだろう。

 

そんな職場異動とか簡単に言うけど到底納得できない。せっかくここまで頑張ってきたのに。わたしは人の道を外れたことをしたのだろうか?派遣は何も言えないのか?

 

裏で正社員の道を勝手に断っていた。

f:id:atohire:20170704204407j:image

 

ある一生懸命に働く派遣スタッフの話。

ここの派遣先に勤めて2年。とにかく無我夢中で頑張った。わたしには妻に子供2人がおり年齢は39歳。家族を養なわなければならないプレッシャーもあり子供の運動会や学習発表会など学校行事も休まず働いた。

 

そんな年末の忘年会での話。

派遣の立場ではあったが忘年会誘って頂き、派遣先の上長さんにお酒を注ぎに行ったときのこと・・・。

 

「3ヶ月くらい前、たまたま正社員中途採用枠がひとつだけ空いているから、派遣会社に〇〇さん優秀だから欲しいって言ったら断られたんだよ」

 

ようは派遣先から正社員の打診があったのに派遣元がコッソリ断っていたことが発覚。その後違う方を採用したらしい。

 

忘年会の最中だが、トイレでとにかく泣いた。泣いた。あまりにも悔しくて泣いた。嫁にも言えなかった。一気にモチベーションが下がり数ヶ月後退社した。

 

わたしが辞めれば派遣会社の売上が単純に減る。そんな派遣会社の売り上げや利益の為にわたしは人生の大チャンスを失ったのだ。

  

さいごに

この話はすべて実話である。

派遣とは企業や社会的ニーズはあるだろうが、人的ニーズはあるのだろうか?ホリエモン(堀江貴文)が「中抜きの会社は消えていい」的なことを言っていたのを覚えている。中間搾取の業界は消えていい。

 

大手の派遣会社ほどコンプライアンスはしっかりしている。しかし大手であればあるほど本部経費など大幅なコストがかかり派遣スタッフには請求金額の約6割しか渡らない。社会保険会社負担分を入れても7割。あとの3割は粗利なのだ。そういう意味では地場派遣会社のほうが還元をしている印象がある。

 

いずれにせよ、毎朝派遣先への送迎バスに暗い顔でうつむきながら乗る派遣スタッフ達の姿を見ていると

 

今の日本に心の底から暗い気持ちとなる。