読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

AQOL

「あとひれ・クオリティオブライフ!」他人の時間ではなく自分の時間を生きる。目指すぜ!QOL100%。

人材派遣は数年後、劇的に縮小するかもしれない3つの理由。新派遣法に耐えられる派遣会社が何社あるのか・・・。

f:id:atohire:20160228090108j:image

人材派遣業界は2015年9月30日に新派遣法が改正された。今話題の「非正規社員比率」を減らしたいという国の施策の一つだと思う。簡単に言えば「直接雇用」を促すための法改正である。しかし派遣スタッフさんが新派遣法の内容を詳しく知っている人は少ない。いまだに改正になったことすら知らない方もいるかもしれない。

関連記事:国よ、厚生労働省よ、派遣業界を終わらせたいなら早よして。新派遣法やることが多すぎて派遣会社がブラック化!? - AQOL

 

雇用安定措置

簡単に言えば派遣で3年雇用見込み及びスタッフさんが直接雇用を希望した場合、

 

①派遣先への直接雇用の依頼

②新たな就業機会の確保

③派遣労働者以外の無期雇用労働者としての雇用機会の確保とその機会の提供

④教育訓練その他雇用の安定を図るために必要な措置(紹介予定派遣や有給での教育訓練など)

 

派遣会社はこの4つのいずれかを義務付けられます。

※1年雇用見込み及び本人直接雇用希望は努力義務です。

【関連記事】

vol.7「派遣元の雇用安定措置」2015年派遣法改正10のポイント |はたらこねっと

 

 

労働契約法 無期労働契約への転換

f:id:atohire:20160229170611j:image

平成25年4月 労働契約法の改正に伴い、有期労働契約が通算で5年を超え反復更新された場合には、労働者の申込みに基づき、無期労働契約へ転換される仕組みが導入されています。またこの無期労働契約への転換は派遣スタッフさんのみならず企業の契約社員・パートも対象です。合理的理由が無い場合は簡単に解雇できない条項も盛り込まれていることも特徴です。

 

現在の派遣契約などは2~3か月契約が多く、その更新のたびに不安があったものが無期契約になることにより少し不安は解消されるでしょうか。平成25年4月から5年ですので、業界では平成30年問題とも言われているようです。

 【関連記事】

労働契約法の改正について〜有期労働契約の新しいルールができました〜 |厚生労働省

 

 

派遣スタッフさんのキャリアアップ推進

 派遣労働者は、正規雇用労働者に比べ、職業能力形成の機会が乏しいという現状を踏まえ、今回の改正法では、派遣労働者のキャリアアップ支援が義務付けられました。スタッフさんのスキルアップすることで企業の直接雇用につなげていくという目的があるのだと思います。

 【関連記事】

vol.9「派遣労働者のキャリアアップ推進」2015年派遣法改正10のポイント |はたらこねっと

 

 

派遣は今後どうなるのか?

f:id:atohire:20160229170842j:image

雇用安定措置や労働契約法(無期契約への転換)を対応するとなれば、派遣会社はスタッフを抱える大幅なコストが発生します。

 

コストが上がれば、企業への派遣単価も上がる。派遣単価が上がれば、自社で契約社員やパートを雇った方が企業としては安いわけである。

 

このコスト負担とキャリアアップまできちんと対応できる派遣会社が何社あるだろうか?

 

ほとんど無いような気がする。現在一般派遣会社が約18,000社(特定派遣65,000社)あるが果たして数年後何社残っているだろうか?

 

そして安倍総理が推進しようとしている均等待遇

「同一労働同一賃金」経済界は賛同表明も本音は困惑 - 産経ニュース

この事により派遣を使用することは企業にとって相当な割高となる。当然派遣比率は下がっていくでしょう。

 

f:id:atohire:20160228090017j:image

 非正規社員=派遣と思われがちであるが非正規比率の6.4%となっている。今回の法改正での雇用安定措置だが、派遣からの直接雇用申し込みは正社員だけではなく契約社員でも可となっている。派遣自体は減るかもしれないが、全体として非正規社員人数の抑制にはつながりずらいと考える。

 

まとめ

f:id:atohire:20160229170656j:image

現在様々な法改正がなされているが、労働者の幸せに繋がるのであれば派遣がなくなる事も有りかもしれない。派遣は忙しい時に忙しい人数だけという言葉は悪いが生産の調整弁となっていた。これも海外と競争する為に必要不可欠だったのかもしれない。

 

逆の考え方をすると派遣があったからこそ企業は海外と戦えて成長できた。あまり表には出ないが派遣スタッフ1人1人の汗と涙の労働力がこの時代支えた。

国もようやく企業のことだけでなく「人」にフォーカスしてきている。これから、さまざまな労働のあり方が変わろうとしている。そんな素晴らしい未来に期待したい。

 

これからの若者が少し羨ましい・・・。